写真は「写っているモノ」で分類するな!
人の心を動かす「新しい7つの写真カテゴリー」
写真の整理をするとき、「風景」「人物」「食べ物」といった分類をしていませんか?
一見すると分かりやすいこの方法ですが、ウェブサイトやSNSで「人の心を動かす」写真を選びたいとき、本当に役立っているでしょうか。
実は、写真の価値は「何が写っているか」だけで決まるわけではありません。
これからのビジュアルコミュニケーションにおいて戦術的な優位性をもたらすのは、全く新しい分類の視点です。
写真は
「何が写っているか」ではなく
「見た人に何が起きるか」で分類する
この考え方を取り入れることで、あなたの写真選びや撮影は、単なる記録から、目的を達成するための強力な戦略的ツールへと変わります。
本記事では、人の心を動かし、具体的な成果を生むための「新しい7つの写真カテゴリー」を解説します。
人を動かす7つの写真カテゴリー
ここからは、見た人の心理や行動にどう作用するかに基づいた、新しい7つのカテゴリーをご紹介します。
1. 行動を生む写真(アクション誘発型)
見る人に「ここに行きたい」「参加したい」「やってみよう」という具体的な次の一歩を踏み出させる写真です。
イベント告知やサービス募集など、コンバージョンを目的とする場面で力を発揮します。
具体例
- 活動中の人物
- 使われている道具・現場
- 始まる直前の風景(例:朝の誰もいないグラウンド、設営が整った会場)
- 期待感のある空間
👉 自分もその場に入り込める
2. 共感を生む写真(感情共鳴型)
見る人自身の記憶や体験を呼び起こし、「わかる」「自分もそうだった」という感情の共有を生む写真です。
SNS投稿やストーリー性のある発信に向いています。
具体例
- 表情・感情(真剣、悔しさ、喜び)
- 失敗・努力の途中
- 日常の何気ない一瞬
- 子ども・家族・努力の過程
- 余韻のある風景(夕暮れの帰り道、雨上がりの静かな場所)
👉 感情の共有
3. 安心・信頼を生む写真(信頼構築型)
見る人が無意識に抱く「見えない不安」を消し、
「ここなら大丈夫」「この人に任せられそう」と感じさせる写真です。
具体例
- 丁寧な作業風景
- 清潔・整備された環境
- 顔が見えるスタッフや指導者
- 見通しの良い風景(施設全景、導線が分かる会場)
👉 見えない不安を消す
4. 理解・学びを生む写真(理解促進型)
言葉よりも早く、「なるほど」「そういうことか」という一瞬の理解を生む写真です。
教材・マニュアル・指導資料で効果を発揮します。
具体例
- フォームの比較
- 手順が分かるカット
- 位置関係・距離感が分かる全景
- 構造が伝わる構図
👉 一目で理解
5. 振り返り・内省を生む写真(内省型)
「あの時、何を考えていたんだろう?」と、
自分自身と向き合う時間を生む写真です。
劇的な瞬間よりも、その前後の静かな時間が鍵になります。
具体例
- 後ろ姿
- 待ち時間
- 試合前後の空気(試合後のグラウンドなど)
- 誰もいないベンチ、静かな風景
👉 成長・気づきを引き出す
6. 世界観・価値観を伝える写真(ブランド型)
言葉以上に「この人(団体)らしさ」を伝え、
共感からファン化へとつなげる写真です。
具体例
- 色味・光・構図の統一
- 定点観測の風景
- 余白の使い方
- その人特有の“間”や“空気感”
👉 言葉より雰囲気
7. 記録・証拠としての写真(記録型)
感情よりも事実を正確に残すための写真です。
報告・説明責任・アーカイブに不可欠な役割を持ちます。
具体例
- 全体写真・集合写真
- 実施前後の比較
- 会場全景などの状況証拠
👉 客観性・正確性
知っておくべき最重要ポイント:「ただ綺麗な写真」に価値はない?
重要な原則は2つあります。
① 1枚の写真は複数のカテゴリーを持つ
使う目的によって、主役となる役割が変わります。
② 目的のない「ただ綺麗な写真」は分類不能
誰に、何を感じてほしいのか。
その問いがなければ、写真は機能しません。
写真は
「問い」を持った瞬間に役割を持つ
結論:あなたの写真が役割を持つ「たった一つの質問」
「写っているモノ」ではなく「見た人の反応」で写真を考えることで、
写真は成果を生むコミュニケーションツールへと変わります。
これから写真を選ぶ・撮るときは、ぜひこの問いを。
この写真を見た人は
「何を感じ」
「次に何をしたくなるか」?









